学会誌「自然災害科学」

自然災害科学73　Vol.24,No.1, 2005

【巻頭言】

実学と虚学のはざまで

廣田 勇
1

【特集記事】

水害にどう立ち向かうのか－脱ダムの是非を問う－

はじめに

寒川 典昭・諏訪 浩
3

1．“洪水”を“水害”にしない知恵を求めて －欧米の先例に学ぶ科学的視野の変革－

天野 礼子
6

2．水害を脱ダムで乗り切る人智の研究を

保屋野 初子
9

3．ダムは最後の手段である

上野 鉄男
13

4．ダム事業の現状と課題

塚原 浩一
16

5．一流出計算法開発研究者の見た緑のダム

岡本 芳美
19

6．情緒的「脱ダム論」の限界

阿部 道生
23

7．『脱ダム』宣言の破綻など－災害施策の基本を考える－

長 尚
26

まとめに代えて

諏訪 浩・寒川 典昭
30

【報告】

2003年7月水俣市土石流災害時の地域住民の行動・判断に関する調査

高橋 和雄・河野 祐次・中村 聖三
33

【論文】

新潟県十日町松代に分布する泥火山の性質

新谷 俊一・田中 和広
49

兵庫県南部地震による淡路島北部５町のため池被害・無被害要因の多変量解析

藤井 弘章・難波 明代・西村 伸一・島田 清・西山 竜朗
59

【速報】

福岡県西方沖地震調査報告

兵動 正幸・藤本 睦・藤井 照久・若槻 好孝・中井 真司・渡邉 真悟・伊東 周作・吉本 憲正・山田 卓
79

【モニター意見】

モニター意見

89