学会誌「自然災害科学」

自然災害科学121　Vol.36,No.1

【巻頭言】

防災気象情報の現状とこれから

弟子丸　卓也
1

【特集記事】

琵琶湖疏水の耐震性を考える－琵琶湖西岸断層帯が活動した場合の地殻変動と強震動の影響－

1 ． はじめに

川崎 一朗・飛田 哲男
5

2 ． 琵琶湖疏水の歴史と現状

諏訪 浩
7

3 ． 疏水周辺の地震活動

片尾 浩
13

4 ． 活断層と琵琶湖疏水

岡田 篤正
21

5 ． 大規模数値解析による地殻変動シミュレーション

市村 強・山口 拓真・縣 亮一郎・藤田 航平・堀 高峰
14

6 ． 琵琶湖疏水周辺で地震が発生した場合における京都市の水供給

野原 大督・堀 智晴
30

7 ． 琵琶湖疏水の耐震対策について～ロサンゼルス導水路の事例紹介と提案

飛田 哲男
33

8 ． おわりに

40

【速報】

2016年11月22日福島県沖地震における津波避難に関する一考察
－宮城県塩釜市の聞き取り調査より－

三上 貴仁・荒木 優介・田中 直樹・妹尾 光平・高畠 知行・柴山 知也
43

【報告】

2015年鬼怒川水害における被災地初動応答の調査・分析

坂本 貴啓・佐藤 裕和・白川 直樹
51

【論文】

我が国の自然災害に対するリスク指標の変遷と諸外国との比較

伊藤 和也・菊本 統・下野 勘智・大里 重人・稲垣 秀輝・日下部 治
73

東日本大震災後の中学生の防災関連意識の変化および防災学習プログラムの継続を可能にする学習環境デザインへの知見

中村 雅子
87

ヤンゴン都市圏における水害と住民対応の実態および防災教育が避難行動に与える影響の分析

山下 直樹・大本 照憲
109